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October 1, 2024

水素社会・炭素循環型社会の実現に向けた「水素の森」プロジェクトを始動

Niterra グループ 日本特殊陶業株式会社は、「水素と炭素循環を、これからの地球へ。」をコンセプトとした「水素の森」プロジェクトを開始いたしました。

ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレイン株式会社と共同で設立するコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)ファンドを通じて、水素・炭素循環に関連するスタートアップへの投資支援を行うとともに、同テーマに特化した敷地総面積 5,000 ㎡の実証フィールドを当社小牧工場(愛知県小牧市)内に設置し、
スタートアップの技術開発・成長支援を行います。当社グループは、本プロジェクトの推進によって水素・炭素循環関連産業の発展の一翼を担うとともに、水素社会・炭素循環型社会の早期実現への貢献を目指してまいります。

■水素の森プロジェクト発足の背景
近年、温室効果ガスの増加による地球沸騰化、海面上昇、自然災害の甚大化など、自然環境は厳しさを増し、カーボンニュートラルの実現が人類共通の課題となっております。

この複数あるカーボンニュートラルへの対応策の中でも、CO₂を排出しない水素は化石燃料由来の代替エネルギーとして注目が集まっております。
加えて、CCU(Carbon dioxide Capture, Utilization)、CCUS(Carbon dioxide Capture,Utilization and Storage)のように、CO₂の分離・回収・利活用を行うことにより、炭素循環を構築し外部に CO₂を排出しない社会を実現していく取り組みも各所で活発になってきております。
当社グループとしても、「2030 長期経営計画 日特 BX」において「環境・エネルギー」を注力領域の一つに掲げており、水素利用や炭素循環の担い手となる SOEC や SOFC などのデバイス、またメタネーションを含む地域 CCU®などのソリューション開発といった取り組みを進めております。
水素社会・炭素循環型社会の実現を促進するためには、自社の事業領域に限らず多様なアイデアを持ったスタートアップへの投資や成長支援が必要と考えております。加えて、当社グループのアセットを活用した事業化、共同開発といったオープンイノベーションの可能性も見込み、水素の森プロジェクトを発足いたしました。
■水素の森プロジェクトで目指す社会
目指す姿は、「人と地球のため、持続可能なエネルギーと資源による、明るい未来を誰もが享受できる社会」です。水素の森プロジェクトでは、この目指す社会にまつわる技術、サービス、ビジネスへの投資をはじめ実証フィールドの提供によって早期開発・実装を支援していきます。

■水素の森プロジェクト Web サイト
URL:https://niterra-suisonomori.com