Niterra グループ 日本特殊陶業株式会社は、スタートアップ企業Vivalink Medical, Inc.へ出資しました。この出資は、シリコンバレーに本拠を置く世界有数のベンチャーキャピタルであるペガサス・テック・ベンチャーズと共同で運営するCVCファンドを通じて実施しています。
当社は、非内燃機関事業の比率向上に向けた事業ポートフォリオの転換を示す「2030 長期経営計画 日特BX」の実現に向け、新たな収益源の創出を目指しています。その実現のための施策として、「環境・エネルギー」「モビリティ」「医療」「情報通信」を注力領域とした新規事業創出に取り組んでいます。その医療領域における当社の取り組みの一環として、Vivalink 社との提携は遠隔医療と個人に合わせたケアの管理に着目しています。
Vivalink 社は、仮想空間での患者ケアおよび在宅臨床試験に活用するための、デジタルヘルスケアプラットフォームを提供しています。生理学的に最適化された独自の医療用ウェアラブルセンサと関連データサービスを通して、医療提供者による患者のより深い臨床的理解に貢献します。また、世界45ケ国での事業展開、米国・欧州・中国での医療機器認証取得の実績があり、個人情報データ保護指令および関連規制(HIPAA、GDPR)に準拠しています。
Niterra Ventures カンパニーのプレジデントであるDirk Schapelerは、以下のようにコメントしています。
「私たちのビジョンは、すべての人の生活の質を向上させることです。業界最高の専門家や最も優秀な起業家と提携し、在宅や医療環境での高度な患者ケアに役立つ遠隔患者モニタリングプラットフォームを開発しています。」
Vivalink 社の創設者かつCEOである Jiang Li 氏は、以下のようにコメントしています。「NiterraとPegasus Tech VenturesがVivalinkチームの重要な戦略的投資パートナーであることを誇りに思います。この投資により、当社のプラットフォームの開発と世界的なビジネスの成長を加速させることができます。私たちが共有するビジョンは、市場投入までの時間の短縮、規制をクリアしたプラットフォーム、開発コストの削減、共通のインフラによって、医療機関と患者の成功を支援することです。」
Vivalink 社が提供するRPM(Remote Patient Monitoring)プラットフォーム
Vivalink 社のウェアラブルセンサおよび生体認証プラットフォームは、下記を含む様々な遠隔モニタリングアプリケーションの展開を加速します。 不整脈、潜在性脳卒中、心臓リハビリテーション、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、好中球減少症、サイトカイン放出症候群など。詳細はこちらから: https://www.vivalink.com/
日本特殊陶業株式会社 VentureLab
愛知県に本社を置く総合セラミックスメーカー。 ガソリンエンジン用スパークプラグやセンサーなど自動車用部品を主力とするとともに、半導体や医療用部品などのセラミックス製品の製造、販売を行う。Venture Labは、日本特殊陶業の事業開発を担うNiterra Ventures カンパニーの中で日・米・独のグローバルチームとして活動。
Pegasus Tech Ventures
ペガサスは米国シリコンバレーに本社を構え、世界数多くの大手企業からLP出資を受けており、大企業のイノベーションのサポートを基本業務とするベンチャーキャピタルです。伝統的な投資アプローチに加え、ペガサスは最先端のテクノロジー新興企業との提携を希望するグローバル大企業向けに、独自のVCaaS(Venture Capital-as-a-Service)モデルを提供しています。